この度、社会福祉法人みどり自由学園の理事長に就任いたしました堀川恒樹(ほりかわ つねき)と申します。今後とも宜しくお願いいたします。これまで理事の一員として携わって参りましたが、これからは法人の代表として、児童養護施設の健全堅実な活動をしっかりと支えていく決意であります。当施設は、昭和25年の創立以来約70年を経て、時代の変遷と社会のニーズに沿った運営を行なってきており、昨今の社会的養育計画に基づいて、家庭と同様の環境における養育推進に向けた地域小規模児童養護施設確立、こどもの権利擁護の環境整備、社会的養護自立支援等の充実に取り組んできています。本年令和6年4月から、松阪市に児童家庭支援センター「よいほ」として、地域子育て家庭事業のサポートにも寄り添えられるように開設いたしました。子どもたちの居場所作りや、地域社会との触れ合いの場としてのこども食堂は、開設から8年目を迎えた「けいわっこカレー食堂」に加え、新たに「けいわっこ朝ごはん食堂」が始まって、毎回多くの子供達を中心に地域の人たちにも喜んでいただいています。この運営を支えているのは、当施設職員はじめ、多くの温かいご支援とボランティアの方々の子供達を支える純真な気持ちです。この場をお借りして御礼申し上げます。この様に、みどり自由学園は社会に向けて様々な活動や発信を行なっており、地域に受け入れられる児童養護施設としての位置付けを目指してきています。先進的機能に特化していく現代社会において、多様化する社会情勢や仕組みの中から派生する歪の影響を受ける子どもたちは、後を絶ちません。未来の子供達が安心安全に暮らせる社会作りの力添えになれるように、みどり自由学園はこれからも邁進していく次第です。私は長年にわたり医療現場に携わってまいりました。医療も福祉も人々の心身を共に健康で、実りある生活に導くという目標は同じであり、これまでの経験を元にこれからの社会を築いていく子どもたちが児童養護施設で充実した生活を送りながら、一人の大人として社会に送り出せるように職員一同と共に取り組んでまいります。まだまだ未熟な者でありますので、多くの皆様のご指導とご鞭撻、そして温かいご支援をいただきながらみどり自由学園は、これからも「子どもたちの笑顔は、私たちの宝物」を掲げながら子供達と共に歩んでまいりますので、どうか宜しくお願いいたします。
令和6年4月1日
理事長 堀川 恒樹(ほりかわ つねき)
児童の健全育成と自立支援を通じて地域社会に貢献する。
家庭的な雰囲気の中で養育、善良な人として育てたい。
●安全安心の暮らしを提供します。
●子ども一人一人の権利を尊重します。
●家庭の再統合に力を尽くします。